デートの話/御歳暮の話

【電波…がこれであってるかはわかりませんが、テッパンで“お二人のデートのお話”というお題と、時期はずれてますが“お中元/お歳暮にまつわる話”というお題をそっと置いて電波に乗って巣穴に去りたいと思います】

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≪デートの話≫
ジジババみてぇなことしてんな。
話の流れで、デートと冠してはよく二人で宛てもない散歩をしたり公園でお茶を飲んだりしていることを言うと、帝統くんは忌憚なき意見を口にした。
「公園は日向ぼっこしに行くこともあるよ」
「マジかよ……俺なら死んじまう……」
そこまでだろうか。結構癒されるのだが。家で映画観たりしてるのも帝統くん的には退屈なんだろう。
「インドアが集まるとこんなもんじゃない?そうでもない?」
「帝統はノードア生活だからインドアのことなどわかりませんよねぇ」
ぬるっとドリンクバーから戻ってきた先生が隣に座りつつ会話に入ってくる。ノードアて。
「でも賭場って屋内だからインドアじゃないです?住まいはノードアとして」
「それもそうですか。よかったですね帝統、ドアありましたよ」
「よくわかんねぇけどバカにされてることはわかるぞ」
「食事を求めて縋り付く貴方にこうしてご馳走する慈悲深き我が馬鹿にするなどまさかまさかそんなそんな」
「おう!マブダチなお前がそんなことするわけなかったな!」
はっはっはっとわざとらしく笑い合う野郎二人。うーん帝統くんの立場が弱い。

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≪御歳暮の話≫
「せーんーせー」
「はーあーいー」
「入間さんへのお歳暮を先生名義で出してよかですか?」
「ん?」
「ん?」
「何故、小生が入間某巡査部長へお歳暮を?」
「え、だってお世話になったから」
「お世話に、ですか?」
「先生ちょいちょい遊んでもらってるし、バトルでもあんなに丁寧なラップ吹っ掛けてもらったじゃないですか」
「あなた、ラップを何か誤解していません?遊んでもらったっていうのも別に友達付き合いしたわけでもないですし、お歳暮を受け取った方も戸惑うでしょう……って、あの、どうしてそんなにがっかりしてるんです?」
「えー、んー。いやぁ、何かほら、うちの人がお世話になってます感あってちょっとやってみたかったというか。あーでもでもまあまあ出さないならそれはそれで」
「そうですね。バトルとはいえ何度か関わりがあった間柄ですしこういった節目での礼儀は大切ですよねぇ。ささ、何にしようと思ったんです?折角ですから小生と選びましょう」
「わーい掌ドリルだー選ぶー」

◆クラフトビールになった。