漫才の話

【お二人が仮に漫才コンビを組んだらどうなるかなと想像する話】

「我々が漫才コンビを組んだらというトークテーマが来たんですよ」
「ほう?どういう流れなのか理解しかねますね」
「夫婦漫才的な感じじゃないですか」
「なるほど理解しました、続けてください」
「……まあ漫才はボケとツッコミありまして、どっちがどっちかって向き不向きもありつつ結構相対的に決まるものだと思うんですよ。台本がある以上、演技力がある方がボケなんです。そうなると先生がボケだなって」
「あなた漫才お好きでしたっけ」
「そんなに。トークテーマ来てから勉強しました」
「勉強の成果が出ていますね」
「えへへ……ってそうじゃなくて。なんですけど、じゃあ私がツッコミかって言うと違うんですよ」
「ゲームやドラマによくツッコミ入れてるじゃないですか」
「あれは野次です。ツッコミとするには芸術点が足りないんで……凡才は悲しいね」
「考えすぎですよ。仮定のテーマですよね?」
「想像は本気でやるから楽しいことないですか?」
「楽しい程度に本気でやるから楽しいものですよ。本気と真面目と全力は使い分けてください」
「……はぁい」
「しかし何事も真面目に取り組み全力を尽くすことは決して悪いことではないですね、さあ小生と漫才の美学について研究しましょう」
「ちょっと手のひら返し速すぎませんか」
「ええ、小生の掌とかけまして反復練習と解きます」
「ん?……その心は?」
「どちらもドリルと言われます」
「やかましいわ」
どうも、ありがとうございましたー。